「銀色」を信用しすぎるな。

ざわめき 日記 & 小説

「銀色を信用しすぎるな!!」

———と、過去の自分に言いたい。

先日、12月1日、札幌市のとあるところへ引っ越した。

まぁ「引っ越し」と言っても、俺氏はノマドだったので、持ち物は飛行機に持ち込めるサイズのバックパック1つで収まるのだが。

(厳密にいう夫婦なので、妻のぶんを合わせるとバックパック2つぶん)

ノマドだったので、もちろん収納とかに役立つ家具や小道具とかは持ってないわけだが、とりあえずキッチンの収納をつくろうと思った。

とは言っても料理道具がそんなに多いわけじゃない。

そんなにというか、かなり少ないほうだと思う。

  • ハサミ
  • フライパン
  • フライパンのふた
  • おたま
  • 耐熱シリコンのでっかいスプーンみたいなやつ
  • ホットサンドをつくるフライパン的なやつ

これくらい。

で———

フライパンやフライパンのふたはセットでコンロの上に常時置いておけばいいし、ホットサンドのやつはキッチン下とかに置いておけばいい。

残りのおたまとかはコンロ上の高いところ(換気扇の近くの壁というか、とにかく高いところ)にかけることができたらいいなと思った。

ちょうど換気扇を覆っている枠みたいなところ(換気扇ゾーン?)銀色のなんかの素材

換気扇ゾーン
ここの、
換気扇ゾーンの銀色の壁。
ここ。

なので、

「おっ、いいじゃん。 (磁石で)くっつくね」

ということで、「磁石式のフック」を探しにセリアまで行った。

マグネットフック
こんなやつ

徒歩圏内に100均がないし、かといって磁石式のフックが打ってそうな店もないので、わざわざタクシーでセリアへ行くことになったが、でもまぁ「これでキッチンスペースが効率よく使えるならいい投資だ」ということで特になんの罪悪感もない。

タクシー
セリアへ向かう

セリアに着き、

「これは磁石が弱い」
「300gだと2個ついてくるけどで、大丈夫かなぁ」
「1kgのほうがいいかなぁ。でも1kgだと1個しかついてこないな」
「いや落ちたら意味ないし、ここは1㎏を買っておこう」
「これはフックが太いから(料理道具が)入らないかもしれない」
「あ、こっちのほうがフックが細いから使いやすいな」

と悩み考えながら決断して磁石式のフックを手に入れた。

タクシー
帰宅

———驚いた。

というより絶望した。

なぜだ。

なぜ、くっつかない……?

なぜ銀色の壁に、磁石式フックが、くっつかない!?!?

おかしい。

これはなんかのバグか。

バグなのか。

なぜだ。

なぜ銀色なのにくっつかない…………!

———と、

絶望しながらもよくよく考えてみたら、たしかに「銀色」でも磁石にくっつかないものもあるということに気が付いた。

例えば、1円玉とかね。

……はぁ。

しかしまぁ———

29歳にもなって色だけだで判断してしまうなんてまだまだ甘々の甘太郎だなと痛感。

銀色だからって、くっつくってわけじゃないよな……。

結局———

磁石式フックの磁石に「両面テープwwww」を貼り、それを壁に貼り付けるというなんだかユニークな方法をとることにより、なんとか事なきを得た。

マグネットフック
こんなかんじ。

しかし———

大して感じていなかったはずのタクシー代(往復)への罪悪感は、ここにきて大きくのしかかるのであった。

———以上、

「銀色を信用しすぎるな!」

という、ざわめきでした。

それでは、しばしの別れ。

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