「麺にスープが絡む」は都市伝説だと思っていたが———

おすすめ & レビュー

まじで……あるんだな…………

麺にスープが絡むラーメン って。

ラーメンは好きなほう。

これまで(29年間で)数々のラーメンを食してきた。

しかし———

そのうち9割は麺にスープが絡まなかった。

残りの1割は、

「ああ……まぁ……ちょっと絡んでるかも」

ていどの「絡み」でしかなかった。

だから具といっしょに食うか、すぐスープを注入するかしないと、麺をすすっても

「(……うすい。ちょ~~~っと、ものたりない)」

と感じていた。

麺だけすすって「うんめぇ~!」みたいなのを感じたことは29年間で一度もなかった。

だから口コミやグルメリポーターの

「麺にスープがとても絡んで、おいしいです!」

は信用できないし、そんなものは都市伝説だろうと、当然のごとく、あたりまえのように思っていた。

しかし、しかし、出会ってしまった。

麺にスープが絡むラーメンに……!!!!

その名は———

『極・こっさり醤油』ラーメン……!!!!

『満龍』の———極・こっさり醤油ラーメン
『極・こっさり醤油』ラーメン

それは———

札幌市中央区(中島公園駅寄り)の『満龍』という店に存在する。

上であげた写真は、現物とはちょっと異なる。

実際には、メンマと海苔は搭載されてない。で、ネギが搭載されている。

俺氏はネギが嫌いなので、無しにしてもらった。

ちなみに———

あげた写真では具をトッピングしているが、正直トッピングはしないほうがよい。

なぜなら———

トッピングをしたほうが「うんめぇレベル」が減少するから。

どういうことか———

これについては厳密に解説してゆこう。

まず———

この『極・こっさり醤油ラーメン』は、前述でも話したとおり、麺にスープがとっても絡む。

中太ちぢれ麺。

腰をぬかすほどに、

いっそのことギックリ腰になっても構わない、

そう思ってしまうほどに、スープがまとわり絡みついてくるラーメン。

麺だけすすっていても、ちゃんと濃ゆいスープを感じられるし、もう最初から最後までずっと美味しい。

だから———

濃さを調整するために、具といっしょに食べる必要はないし、途中でスープを口内へ注ぎ足す必要もない。

むしろ———

具、いらない。

なぜなら———

この『極・こっさり醤油ラーメン』において、具は、マイナス要素だから。

いてもいなくてもいい微妙な存在というわけではなく、

「ごめん、帰ってくれるかな」

そんな存在。

麺のちぢれた食感、くちあたり、旨味。

濃いめだけどくどすぎない背脂スープ。

これらが絶妙にかけ合わさった芸術的なひとくちを邪魔してはいけない。

だから———

あたりまえのように、具が麺といっしょについてきたら、

「いや、おまえ空気よめよ」
「2人きりで楽しませてくれないかな」
「ごめんなさい……今日は、あなたじゃないの」

となってしまう。具には申しわけないが。仕方がない。

そう———

『極・こっさり醤油ラーメン』は、そういうラーメン。

麺を美味しくいただける、ラーメンをラーメンとしていただける。

そんな、ラーメン。

もしかしたら———

俺氏がこれまで(29年間)感じていた、

「あ、ラーメン食いてえ」

は、「ラーメン食いてえ」じゃなかったのかもしれない。

スープが絡まないラーメン(麺)なんて、ただ空腹を満たすためだけに存在する粉の集合体であり、ソレに対して味ではなく体積を求めていただけなのかもしれない。

だから———

「ラーメン食いてえ」は、麺ではなく、具。

厳密にいうならば具とスープをいっしょに食べたい、そう思っていただけなのかもしれない。

でも満龍の『極・こっさり醤油ラーメン』に出会って、ソレは変わった。

「ラーメン食いてえ」は、「ラーメン食いてえ」になった。

そう———

俺氏にとって

「ラーメン食いてえ」

———は、

「麺を美味しくいただける、ちゃんとラーメンをラーメンとして味わえる、満龍の『極・こっさり醤油ラーメン』食いてえ」

になったんだ。

そりゃ———まぁ俺氏は世界中のラーメンを食べたわけではないし、そこまで……っていうか全く、ラーメンに詳しくはない。

ただ———

俺氏のなかでは歴代No.1のスペシャルだんとつ1位で、満龍の『極・こっさり醤油ラーメン』は、麺にスープが絡む世界最強のラーメンだ。

そう今日は強く言い張ってみる。

それでは、しばしの別れ。

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