最強で最高なトイレを考えてみた。
アイキャッチ画像提供:『Snapmart』 sekishiさん。
トイレは、めんどくさい。
でも生理現象。仕方がない。
その「仕方がない時間」を効率化したい。
なぜなら「仕方がない時間」は人生において無駄な時間だから。
無駄なことに自分の大切な時間を使いたくない。
「仕方がない時間」を、時短で効率的に快適にすごすためには、どうしたらいいのか———。
それは———トイレを最強で最高にすること。
トイレ(環境)を最強で最高に構築することで、仕方がない時間を最小限にすることができるし、その仕方がない時間でさえも快適にすることができる。
ということで———
最強で最高なトイレを考えてみた。
ワープできる, もくじ.
「流す」までのハードルを下げる。

レバーとかほんと時代遅れだから(笑)。
そして非効率。
たまに、レバーを手動で元の位置に戻さないと、いつまでも水が流れちゃうポンコツもあるし。
だから———
結論:タッチパネル搭載のディスプレイを壁に埋め込んで「流すボタン」をつくればいい。
タッチパネルじゃないよくあるボタンだと、押すのがちょっと怠い。
ボタンを押すのにそこまで強い力はいらないが、「触れる」と「押す」では負荷がぜんぜん違う。
心身ともに疲れている時は、どんなにパワーのある人間であっても、ボタンを押すだけで「無意識に」しんどかったりする。
そういうちょっとした労力をとことん軽減することで「快適度」は上がっていく。
だから、どうせ壁に埋め込みのボタンをつけるなら、タッチパネルのほうが楽。
もちろん、高精度にこだわって2度押しのストレスシチュエーションは発生させないようにする。
わかりやすくするため、「押しました」ってのがわかるように効果音が鳴ると、もっとよい。
たまごっちのような効果音《ミビッ》《ンビビッ》だと尚よし。
それにタッチパネル搭載のディスプレイを埋め込むということは、他の機能も搭載できる。
(PCを埋め込むのと同じ)
定期的にバージョンアップしていけば、アプデでどんどん質もよくなってゆく。
ただしだからといって、余計な機能はつけないでほしい。
なぜなら、やはり直感的にわかりやすく押しやすいものがいいから。
で———
そのタッチパネルは、当然、すぐ手に届く位置にあってほしい。真横に。
(俺氏的には———左手でスマホを持っているので、もし左に流すボタンがあるといちいちスマホを置くのがめんどいし、かと言って右手でクロスして左側のタッチパネルを押すのは面倒だから、タッチパネルは右側にあってほしい)
そうすることで、いったんうんちを流したい時に、容易に流せる。
長期戦になりそうな時など、いつまでも便器内にうんちがあるとトイレ内が臭くてしょうがない。
それに、こまめに流さないとトイレットペーパーが詰まるリスクも上がる。
そういうこともあり、やはりレバーとか最悪。
わざわざ後ろにあるタンクに手を伸ばして流すレバーを動かすのは大変。
攣りそうになる時もある。
レバーが「タンクと便器フタの間」にある時は最悪。
一度立たなきゃいけないから。
立つということは、まず、おしりの洞窟に付着している茶色を薄くなるまで清潔にしなければならない。
その間、どんどんトイレ内はうんち臭が酷くなる。
もし茶色が残ったまま立ってしまったら、床もしくはパンツに茶色が落ちるかもしれない。
ということで———
やはり流すまでの
ハードルは下げまくったほうがいい。
手洗いは、トイレ内で完結。

洗面所をトイレ内に設けることで、すぐに手を洗うことができる。
トイレで用事が終わってから、トイレから出て、洗面所に向かって、手を洗う、みたいなのは怠い。
手を洗えるまでが長い。
だから、手洗いも、トイレ内で完結したい。
そうすることにより、不衛生の四天王「トイレのドアノブ」も格段に清潔になる。
で———
洗面台。
洗面台は、奥行き、深さ、高さを、大きく広くしてほしい。
蛇口から洗面台の奥までの奥行が狭かったり、蛇口から排水溝までの高さが少ないと、手が洗面台に当たってしまうから、手を洗う時に緊張するし、もし当たったらまた最初から手を洗わなければならない。
すごろくでスタート地点に戻ってしまった時の絶望感。
めちゃくちゃ怠いしストレスがたまる。
一生手を洗い続ける亡霊にはなりたくない。
一生手を洗い続けたいほど手洗いが好きなわけじゃない。
だから洗面台のスペースを、よく考えてつくってほしい。
あと、俺氏は身長177㎝なのだが、だいたいの洗面台は高さが低くて、腰が疲れる。
前屈みで腰痛を招くトリガーになりそうでちょっとこわい。
トリガーが気になり、ちゃんと落ち着いて手を洗えない。
だから高身長や低身長でも洗いやすい高さになるよう、昇降式にしてほしい。
「臭い」のストレスを、ゼロに。

うんち臭は言わずもがな最悪。
あと、たまに下水の臭いがひどいトイレもある。
だから換気扇は強烈にしてほしい。
強烈というか超高効率にしてほしい。
いつまでも臭いが残留しないような換気効率のよさがほしい。
臭いや音(オナラ)を感知して、その瞬間、換気扇フルMAX回転。
ただし、換気扇の「ファンの音」は静かで気にならないようにしてほしい。
いくら臭いがなくなっても、音がうるさいと快適度は下がるから。
換気扇は掃除がめちゃくちゃしやすいような構造で。
外せる部分は全て水洗い完結。
換気効率が落ちない程度で、なるべく低い位置に設置してほしい。なるべく。
たまに見かけるが、便器についてる『パワー脱臭モード』は、正直だめ。
あんまり脱臭されないし、「パワー脱臭臭」がする。
モーターの焼けた臭いというか……
過剰に熱を持っているモーターの上に、5日間搾らずに放ったらかしにしていたカビ臭い雑巾の搾り汁をかけて、それが蒸発したような臭い。
そう、「パワー脱臭臭」は、そんな臭いがする。
たとえ、うんち臭が解決したとしても、こんどはパワー脱臭臭に耐え切れなくなる。
だから超最高な換気扇が必要。
でも———それだけでは足りない。
いくらちゃんと換気されても、やはりうんち臭は強烈。
うんち臭がしつこい時がある。
もしくは錯覚で何故か臭う時がある。
そんな時のために、『フレグランス機能』もほしい。
『アロマディフューザー』のような感じで、香りのミストがトイレ内で充満してほしい。
トイレ内というか便器内かな。
換気扇で吸われてしまうから、トイレ内で心地よいフレグランスが残留してくれる仕組みがほしい。
フレグランス機能はタッチパネルで操作してボタンを押すと香水のようにワンプッシュされたり。もしくは1分間放出されたり。
床や壁に水滴が残らないよう、細かいミストとして出てくると安全。
カスタマイズ設定で1時間おきとかにタイマーをかけれると嬉しい。
置くタイプの芳香剤はあんまり強くないし、即効性がないし、あると邪魔。掃除が大変。
スプレータイプは面倒だし、床が濡れるものが多い。あと、息止めないとむせる。
最高な換気扇にフレグランス機能があれば臭いに関しては解決だ。
思う存分オナラを放てる空間を。

一人暮らしなら、どうでもいいが、複数いるとオナラの音(もしくは下痢音)はどうしても気にしてしまう。
たとえ自分がいいとしても相手を不快にさせる。
だからといって我慢しては体に悪いし、頑張って全神経を集中させてすかしっぺへと変化させるにもかなりのストレス。
だから、どんなに豪快にオナラをしても絶対にトイレ外へ聞こえないように、防音にしてほしい。
ただ防音だけだと、ちょっと不安。
「もしめちゃくちゃでかいオナラ音が鳴った時、この壁は、その音を、防いでくれるのか……?」と不安。
だから、トイレ内にはBGMがほしい。
ボタンとか押さなくてもトイレに入った瞬間センサーで自動的にBGMが流れてほしい。
『音姫』はあまり意味がない。音が小さいし、オナラの音には負ける。
もっと、こう、オナラに負けないサウンドがほしい。
オナラ音へ相性がいい音が組み込まれている曲。
何パターンものオナラ音を研究して、
「このオナラの時は、この音」
みたいな。
オナラの音を消してくれたり、むしろオナラが音楽の一部になるような、オナラを馴染ませてくれる、そんな曲。
センサーが常時動いていて、オナラの音が鳴った瞬間に(ほんと「瞬間」に)曲の音量が上がったり、
「このオナラだから、この音だそう」
みたいなのを瞬時にやってくれたり。
オナラに特化したAIを搭載してほしい。
オナラが長い時は、数秒間音量が上がる。
でもオナラが止まったら音量が戻る。
咳とかクシャミには反応しないように、とにかくオナラの音を研究してパターン化してほしい。
オナラの音を消すだけに特化するなら、むしろ最初からずっとオナラの音があちこちから聞こえてくる立体オナラ音的なほうが効果的ではある。
森の中に木を隠すみたいな感じでオナラの音が消せる。
しかし、それはかなり鬱陶しい。
なにが気持ち良くてどこの誰だかわからない他人のオナラ音をBGMとして聴かなきゃいけないんだ。
ということで、やはりいい感じにオナラ音を消してくれる曲を作ってトイレで流してほしい。
温水だけではなく、温風も。

乾燥機能がほしい。温風のドライヤー。
じゃないと、拭くのが大変。
濡れていると、トイレットペーパーがボロボロになる。
ボロボロになったトイレットペーパーがおしりの洞窟付近に付着してしまう。
風力は強いほうがいいが、強すぎると水滴が体の他の部位へ移動するし汚い。うまいこと調整してほしい。
最初からあたたかい風がでるようにもしてほしい。
乾いたころにようやくあたたかくなるみたいな機種を度々見かける。
冬とか最悪だ。
気温に合わせてユーザーが温風の温度を変えれるようにしてほしい。
ウォシュレットと同様スイング機能や一点集中がほしい。
ただどうしても水気は残ると思うし、本当に清潔になっているかを確認するために、茶色が残っていないのを確認するためにどうしてもトイレットペーパーは必要だ。
トイレットペーパーの概念に変化を。

やぶれにくく、水で濡れてもボロボロにならないやつが欲しい。
前述であげた通り、ボロボロになったトイレットペーパーが洞窟付近に付着すると腹立つ。
毛の処理を少しでも劣ると、すぐ付着してしまう。
ごく稀に、後から化石のように発見されるのも嫌だ。
悪い意味でいいかんじにペーパーか洞窟の入り口をシールドしてしまう時があり、拭こうとしてもシールドが邪魔をして、うまく拭けない。
とにかく水分に強い、でもちゃんと流せるペーパーがほしい。
香り付きだと尚よい。
っていうかもうロール式はやめていいんじゃないかと思っている。
なぜなら———
ホルダーによってペーパーがうまく回らなかったり、ホルダーの締め付けに耐え切れず、すぐミシン目で切れちゃったりするから。
それを解決させるために、『トイレットペーパーメソッド』も壁に埋め込みたい。
ボタンをおすと、厚めのペーパーが壁から発券機のようにでてくる。
受け取ったらすぐに拭ける。
素晴らしい。
調整可能で、いつでも最適な、おしり洗浄水。

ウォシュレットは、やはり、お湯が太くて、水圧が強いものがよい。
もちろん調整可能にしてほしい。
痛くないように、痔にならないように、痔の時でも使えるように。
太いお湯が優しく当たるような、でもしっかり茶色が落ちるような。
そして最初からお湯が出て欲しい。
途中で急に水になると腹立つ。
やはり一点集中の他にもスイング機能は欲しい。
スイング機能は上下だけじゃなく、左右にもわずかにはいってほしい。
便座Hot、心ホッと。

便座の温度は重要。
便座が暖かいだけで幸せな気持ちになれる。
低温やけどにならないよう、1秒に数十回の検知をしてくれるAIを搭載。
汗をかいたときには便座が濡れると気持ち悪いから、濡れても気にならないような素材とかあればいいな。
もしくは水分が≪スルーーーー≫っと便器内へ落ちてくような構造。
ただそうすると座りにくくなるのかな。
難しそうだがうまいこと頑張ってほしい。
便座が動く意味 is ない。

ていうか便座がパカパカと動くのは、おかしな話。
おそらく———
男は立ちション、女は座りション、みたいな謎の固定概念がそうさせているんだろう。
立ちションは尿の飛び散りがやばいし、正確に狙うのには神経を使うし、失敗したら便器や床が汚れるからまったくメリットがない。
だから男も座りションを前提にするべき。
だから便座が上がったり下がったりする必要はない。
そのせいで掃除が複雑になるし。
汚れがたまるスポットが増えてしまうんだよ。
座りションだけでも飛び散りは発生するから、便座と便器のスキマにそれが蓄積されてしまうし。
掃除の時に便座をあげたら黄色くて憂鬱になるじゃん。
しかも凹凸とかあるから掃除しづらいし。
だったら最初から便座を便器と一体化させればいいのではないだろうか。
どうせ、便座は下げたままで使うんだから……。
うんちによって受け取れない宅急便。LoseLoseな関係。

結論:トイレ内でインターホンを受信したい。
うんち中にヤマトとか来ても対応できないし、再配達になっちゃうのは怠い。
「日時指定しているのに不在とかふざけんな」ってなるだろうし、うん、かわいそう。
こっちも指定時間内はうんち我慢するとか嫌だ。
だからトイレでインターホンを受け取れるようなシステムを搭載してくれ。
あと———
自動音声機能もつけてほしい。
うんち中にふんばってる時とか喋るのいやだし、不完全燃焼で終わりそうだし、たかだか受け取りに毎回同じようなことを喋りたくないからタッチパネルから自動音声を選べるようにしてほしい。
「どうぞ、入ってください(オートロックを開けられる)」
「ただいまうんち中です、部屋の前でちょっとだけ待ってください」
「サインは代筆で構いません、ドアの横に置いといてくどさい」
とか。
うわ、めっちゃ便利じゃん。
≪スッ≫っと入って、≪スッ≫っと出たい。

自動ドアにしてほしい。
シンプルに開閉が怠い。
横スライド式の自動ドア。
中に人がいる時はAIが検知でオートロック。
ただし———
トイレ内に30分以上いると、事故防止として、鍵が勝手に開く機能。
そして救急車にワンタッチて発信できるようなガイダンスてきなやつもタッチパネル(ディスプレイ)に自動出現。
「yes」or「 no」と表示されて、
「yes」をタップするだけで、最寄りの救急車を呼べる。
そんなシステム。
同時に、
発信先(最寄りの消防署)に住所とか電話番号、エレベーターの有無、建物前に救急車を止めれるスペースの有無、とかの情報も勝手に相手に通知してくれる。
明かりで、もてなせ。

オートライト機能がほしい。
電気つけるのだるいから。
トイレの中に入ると勝手に明るくなればいい。
っていうかドアが開く瞬間についてほしい。
人間を検知してずっと明るくしてほしい。
たまに途中で消えるところあるし。腹立つ。
人間がトイレから出て、ドアが閉まるまで、消えない。
そんな仕様。
便器内の掃除は、お前がやれ。

自動便器内清浄機能がほしい。
トイレ掃除、面倒じゃん。
人間がトイレから出たら、自動清浄が始まる。
ウォシュレットのノズル、乾燥機能噴射口、その他便器内すべて清掃される。
自動で洗剤がかけられ、お湯で丁寧に洗い流される。
自分でも掃除がしやすいように、青白いLEDが便器内で明るく点灯するのもよい。
LEDがあると、掃除がしやすいだけではなく、オシャレな空間になるから心地よい。
そのLED操作はタッチパネルで自由に色を変えたりできれば尚よい。
スマホを置かせてください。

スマホを置く専用の棚がほしい。
ちょっと乱暴に置いても大丈夫なように、シリコンっぽい素材の棚がほしい。
落ちないように棚のふちには高さもほしい。
「ちょい置き」が容易にできる位置に。
俺の場合は左でスマホを操作するから左にその棚がほしい。
スペースを制するものが、効率を制する。

広けりゃ広いほうがいい。
足とか肘とか壁とかにぶつかる時あるから超ストレス。
むしろ足をめっちゃ閉じて片方に寄らないと行けない時とかあるし。
便秘、不完全燃焼の原因。
便秘解決メソッド。床からフットレスト。

便秘防止のため、フットレストがほしい。
でもずっとあるのは嫌だ。
邪魔だから。
ということで———
ボタンを押したら床からフットレストが出現してほしい。
高さの調整もできるように。
フットレストの上面には床暖のような、あったか機能もほしい。
冬とかね。
最強で最高なトイレは、最強で最高です。

以上。
俺氏が考える最強で最高なトイレでした。
これくらい最強で最高だと、
トイレという、仕方がない場所での仕方がない時間を時短で効率的に、むしろ快適に過ごせる。
間違いなくね。
あぁ間違いない。
他にも「こんなのがあればもっと快適になるよ!」ってアドバイスがあればお問い合わせフォームかTwitterで教えてください。
そのうちクラファンとかで実現させようと思っているので。
それでは、しばしの別れ。