部屋着の定義と最小限主義。

随筆

[部屋着=パジャマ]だとずっと思って生きてきたが、どうやら世の中の大半の人にとっては、部屋着とパジャマは異なる認識のようだ。

部屋着とパジャマは何が違うん。

 我が輩はパジャマというものは持っていないけれど、ルームウェアは持っている。でもこのルームウェアは「パジャマだ!」と言ってもいいようなルームウェアだとも思っている。まぁまぁもこもこしているし、私服っぽさはないし、部屋着というよりはパジャマだし、ルームウェアというよりはパジャマな感じもするけれど、だけどこれはルームウェア。パジャマではない。つまりは部屋着……? うーん……やっぱりよくわからない。

 じゃ、じゃあ『スウェット』はパジャマなのか部屋着なのかルームウェアなのか微妙なところだな。スウェットは私服でも着ている人がいるけれど、上下セットで外出している人はあまり見かけない。「ちょっとふらっとコンビニへ」な感じで上下スウェットを着ている人はたまに田舎で見かけるが。それは私服としてオシャレとして上下スウェットを採用しているわけではなく「面倒だからいいや、コンビニだし」と妥協して部屋着もしくはパジャマのまま外出しているだけである。私服に着替えるのが面倒なだけなので上下セットのスウェットは私服ではない。私服じゃないのはよくわかったが結局スウェットが部屋着なのかパジャマなのかルームウェアなのかはわからない。

 ちなみに夏は私服で着ているような短パンとTシャツで寝ている。外用のやつで。
 これは、ほぼ私服なわけだが部屋着なのかい、パジャマなのかい、ルームウェアなのかい。
 私服として着ていたが、今は着ていない、でも私服として着ようと思えば着れる採用していないだけで、だが現実ソレを着ながら夜寝ている、ならばパジャマではないのかい、でもパジャマとは言い難いファスナーがついてるしパジャマは上下長袖と決まっている。
 現状、私服として着ていないというのを判断材料として決断するならば、だったら私服ではないという結論を一先ずこの場では出しておくとするが、それならば部屋着かルームウェアのどちらかということになる。が……ダメだ。やはり定義がわからない。辞書で調べれば出てくるだろうがこの手の話は人によって解釈が異なり定義に温度差が出てしまう。さきほどの『私服をパジャマ』のくだりがまさしくソレだ。

2軍3軍ってなに。さっさと捨てたらいいのに。

 巷では部屋着に2軍とか3軍とかがいるらしい。……いやなに2軍って。3軍って。えっ。いつも1軍着てればいいと思うんだが、どういうことなの統制。必要なのその軍分けは。なに。こだわり? 1軍ってのは私服ってこと? 違くて? え、で、なに。1軍で着ていたやつがいつのまにか2軍に行くみたいなかんじですかい? で、部屋着が2軍でパジャマが3軍ってこと? ではなく?
 いらない服はすぐ売るか捨てるかすればいいのに。出場機会がほとんどないであらう《着ない服》をいつまでも持っていてもしょうがない。掃除とか整理のたびに邪魔で腹立つし、目にソレが入るたびモヤモヤすると思うのだがモヤモヤしないのかいそっち系のひとたちは。「処分しなきゃなー」みたいなのはないのかい、2軍3軍というシステムを維持し続けているひとたちには。

部屋着は不用か必要か?

 じゃあ……よし。おっけー。「部屋着とパジャマは異なるもの」だと定義しよう。ここでは一旦そういうことにしておこう。
 そういうことならば、部屋着は不要だ。わざわざ3つに分ける必要はない。家に帰って風呂に入ったらもうパジャマに着替えて過ごせばいいのだから。その《中間の服》はべつにいらないだろう。外では私服、家でも風呂に入るまでは私服、風呂に入ったらパジャマ。これでいいだろう。もしくは、家で私服が落ち着かなかったり衛生面的に気になるなら風呂前でも即パジャマに着替えればよいと思うのだがいかがだろうか。
 まぁとはいえ、やはり寝室は神聖なる場所で、ベッドに入る直前にパジャマに着替えなきゃいけないみたいなこだわりが強い人もいるのだろうから、だから中間の服である《部屋着》というものが存在するのか、そう思えばなんとなく整理がついてきた。部屋着とかパジャマとかそのへんの話の整理が。

「外か、中か」の2部構成が妥協点であり着地点。

 たしかにこだわりたい気持ちもわかるが、色々とこだわったらキリがないしむしろ管理する物が増えタスクも増え疲弊してしまい幸福度を下げてしまうのではないかとも思う我が輩。だから個人的な妥協点を見つけ、いい感じのところで着地しておくのが無難な決断だと思っている。
 だから我が輩は外で着る服と中で着る服で分けている。外と中の2部構成。外用の服はまぁ好きなものを。中用の服は寝る時に窮屈にならないものを選べばよい。そうすればわざわざ中間の部屋着とか持たなくていい。管理する物の数、それが齎す様々なタスクが最小限で済む。寝れるほどリラックスできるパジャマ的な服を家で着ていれば寝ている時も寝ていない時もリラックスできる。

minimalismを極めたいなら——

 minimalismを極め、すなわちミニマリストでいることにこだわりたいなら、話は別。そういう人は、家の中でも外着でいればいい。寝る時だけ脱ぎ、下着姿で寝ればよい。そうすれば部屋着やパジャマを持たずに済む。収納スペースにも困らない。洗濯量は減って楽になる。乾燥機の場合、他のものが乾くのスピードも早くなるだろう。つまりは前述同様、管理する物の数が減り、タスクも最小限で済むようになる。だからもしminimalismを徹底したいなら外用の私服をだいたい15時間ほど着ている必要がある。

多くの人はミニマリストになれない。

 外で着る服を中で着ることに抵抗感をつよく抱いている人は多い。だからパジャマの他にも中間の服である部屋着やルームウェアなどを採用するのだろう。我が輩も「落ち着かない」と感じるタイプの人間。たしかにminimalismを極めたいという気持ちはあるが、だがしかし結果的に落ち着かなくてストレスになるくらいなら潔く家用のリラックスできる服は持っといた方が幸福度は上がると思っている。『貯ストレス』は増やしたくない。

と言いつつ、パジャマへの興味。

 現在の我が輩も、過去の我が輩も『パジャマ』というものを採用してこなかった。最後にパジャマを身に纏ったのは小学生低学年の頃だと思う。
 パジャマに興味がなく、ていうか不要だと思い、リラックスしやすい服を部屋着としてパジャマとして採用してきた。

 だが最近、パジャマに興味が出てきた。なんかの動画でみた「睡眠中は長袖じゃないとダメ」に肌感覚的に少し納得してしまったからだ。この歳(31)になり、かなり睡眠の質を気にするようになった。だから睡眠の質を下げる様々な要因を一つ一つ潰してゆきたいと、睡眠に対して興味を持つようになったというのがキッカケ。

 そして睡眠の質と直接的に関係があるかどうかは微妙だが『さらさらのパジャマ』にも興味がわいてきた。北海道住みなので、真冬に《さらさら》は寒いかもしれないが、それ以外ならむしろ《さらさら》は快適に眠れそうな気がしている。なんとなく《さらさら》が自分の中で始まりかけているかもしれない。ブームが。

 そしてさらに《さらさら》だけではない。洗いやすさ、乾きやすさの問題にいよいよ乗り気になってきた。
 これまではパジャマを採用せず私服っぽいのやルームウェアを部屋着として採用していた。が、さらさらパジャマと比べると、圧倒的に乾きにくいことに気がついた。春夏は短パンとtシャツ(エアリズム)。秋冬はスウェットやもこもこルームウェアなど。どちらにせよパジャマのほうがトータル的に洗いやすくて乾きやすい。さらさらパジャマは薄手で軽いものが多いので。
 だからこれまで採用していた部屋着やルームウェアは断捨離して、さらさらパジャマを導入してみたい。

 まぁ、というのもあり、パジャマに興味が出て来た。
 でも冬にさらさらパジャマは寒いと思うから、「冬をどうしようか……」といま悩んでいる最中。これに関してはまたいつかnoteで書こうと思っている。

 なんだかいい感じにそれっぽくこの記事を終われそうな気がしていたが……なんてことだ、思い出してしまった。けっきょくルームウェアはパジャマなのか? 部屋着とパジャマは違うという認識でいていいのか? 部屋着とルームウェアは同じ意味なのか、これは部屋着を英語にしただけであり意味そのものは同じなのか? と思っていま翻訳してみたが、どうやら部屋着は英語で「ラウンジウェア」というらしい……。