暇と不安と没頭と。

随筆

 暇な人ほど、よく悩む。
 なぜ悩むんだろう。意味ないのにね。きっと自分でも何に悩んでいるのか明確にはわかってなかったりして。まるで悩むのが義務かのように、悩むという行為が「最善を尽くす」の一部だと思っているのかもしれない。悩んでも仕方がないのにね。

 悩んでも「事」は解決しない。絶対に。
 悩みの種であるソレを解決させるには「行動」しかないからね。
 行動するために「調査」が必要なことは多いが、それならばウジウジ悩んでいないで、さっさと調査を済まして、さっさと行動してしまえばいい。そしたら解決するのだから。

 逆にいえば、とことん調査をしたうえで行動したにも関わらず解決しないんなら、もうそれは諦めていい。だって諦めるしかないじゃん。解決しないなら行動しても無駄でしょ。だから悩むのも無駄でしょ。不安になってもしょうがない。

 でも、だいたいのことは解決するよね。
 すぐに解決しないとしても、じわじわ解決へと近づいてゆく。
 解決するならいいじゃん。解決するその時まで何か楽しいことしてればいいじゃん。

 ということで、
 《行動せずに悩んでいる人》
 《行動したけど悩んでいる人(詰めが甘いとかで)》
 《解決しない事に、いつまでも悩んでいる人》
 これらは暇人。
 悩む時間があるってこと。
 だって悩む必要のない事を、悩んでいるんだから。
 必要がないから、任意
 任意なので、かなり優先度は低いはず。本来。
 やらなくていい事をやっている。やらなくていいなら、やらないほうがいいのに。

 われわれは人生を楽しむため生きている。
 時間は有限。時間は命。やらなくていい事をやる時間なんて1秒たりとも存在しない。命は大切に使いたい。
 悩む暇があるなら、まずは悩み事について調査して行動。で、とくに何もする事がないなら趣味とか大切な人との会話とか何かビジネスとかにリソースをあてればいい。

「悩み」を頭の中でぐるぐるとラジコンのように動かし続けて不安になるという自傷行為をする必要はない。そんな遊び、楽しくない。暇つぶしに「不安」を利用するなんて馬鹿げている。つらいじゃん。やめよやめよ。不安はうじゃうじゃ湧いて来る。いちいち付き合ってらんないよ。そのラジコンは壊れない。ずうっと近くにある。人生、そんなもんでしょ? だけど、手に取る必要はないんだ。「そこにあるから」といって、拾う必要はないんだよ。

 自分のやりたいことに夢中になっていれば、暇な時間は生まれない。
 夢中になっていれば時間なんてあっという間に過ぎる。時間はいくらあっても足りない。
 もっと自分の人生を楽しみたい。なんというか、生きるために生きるのではなく、楽しむために生きたい。どうせ暇を潰すなら、楽しく暇を潰したい。

 ——と、自分に言い聞かせる毎日でした。おれもよく悩んでいたので。毎日毎日。懲りずにずうっと。不安で不安で。
 今はだいぶよくなって、悩む回数は圧倒的に減った。
 それでも週に1〜2回くらいは、悩んでも意味のない事に悩んでしまう瞬間があります。
 だからそんな時は、思い出したかのように「あっ、暇なの?」と自問してあげます。そうすれば、思い出したかのように「あっ、悩んでも意味ないわ」となれるので、効果はありのようです。